課題の発見
朝の開店前。広い売り場では、スタッフが何千、何万という紙の価格タグを手に取り、一枚ずつ差し替える作業に追われていました。たった一つの価格改定でも、現場には大きな負荷がのしかかっていたのです。
そのたびに起きるのが、張り替え漏れ、表示ミス、確認作業のやり直し。お客様の信頼を損なう価格エラーは、単なる表示の問題ではなく、店舗運営全体の質を揺るがす課題でした。
私たちが向き合ったのは、紙のタグそのものではありません。そこに隠れていた、繰り返される非効率と、現場に積み重なる負担でした。
そしてたどり着いた結論は、「価格表示を変えるのではなく、売り場そのものをデジタル化しなければならない」ということでした。ESL(電子棚札)の物語は、ここから始まりました。